今日も旦那の帰宅待ち

40女パラサイト既婚無職のたわごと日記

本音で語る人がいまだに怖い、という話

激務の旦那は日付をまたぐ頃に帰宅する
という主婦は、寝て待つのが一番の正解
だと思うが、私は過去のトラウマから、
旦那の顔を見ないと寝た気がしない。
これは、愛情だろうか。依存だろうか。



さて。
そんなわけで、私のトラウマのひとつを
今日は書く。


私がまだ若くて会社員だった頃、
一時期、とても居心地の悪い部署に
配属になったことがあります。
15人くらいの部署なのですが、
その内、大多数の12人くらいは、
半年ごとの契約形態で、彼らの口癖は
いつもこうでした。非常に嫌でした。


・いつまで契約か分からないから、
その仕事は俺は参加しない
・その仕事、やってもいいけど、
契約更新されないかもしれないから、
責任は取らない
・そんなこと言ったら、俺だって契約更新
されないかもしれなんだから、
俺はリーダーを引き受けるのに、お前が
「この仕事に参加しない」なんて理由に
ならないよ。
・最終的には、●●(私)がやるでしょ、
正社員なんだから。
・これどう思う?俺は良いと思うけど、
正社員さん、頼むね。


というやり取りが日々繰り返されて
いました。
因みに、これ、確か部署異動になって
1週間経たない間の、私がまだ右も左も、
この部署の人間関係も雰囲気も分からない
頃に繰り広げられた、年度プロジェクト
打ち合わせのひとこまです。



全く、
本当に、
じ~ざす、
である。



「この仕事をすること」と、
「契約が更新されないこと」と、
何の関係があるのか、
私には正直分かりませんでした。
正確には、契約が更新されるためには、
この仕事をした方が得ではないか?
ぐらいは、薄々分かっていました。

私は正社員で、彼らと雇用形態が違うし、
一番年下で、更に女子なので、パシリと
化し、古くから在籍している長年の契約
社員たちは、この部署は俺らのものだ!
とばかりに、改善点を上げるでもなく、
次々に文句や愚痴を言い合っていました。
その部署にやってきた新参者の上司の
願いは、ただ一つ、
「皆、お願い!どうか仲良くやろうよ」
でした。




契約社員の半分くらいは女子でしたが、
こいつらの本音も、負けていません
でした。
むしろ、男子がバサバサとぶったぎる系
なら、女子はネチネチいたぶる系?(笑)



正社員は会社支給の携帯が支給されました
が、契約社員には支給されてない時代も
ありました。
※今は、雇用形態に限らず、支給されて
いるみたい、と風の噂で聞きました。

その問題を、彼女たちは、私に対して、
声を大にして、もしくは、地球の裏側まで
届くかのように捲し立てて言いました。

「電話やメールなどの連絡網は、
正社員(私)から全部送れ。
例え、契約社員同士の連絡も、
正社員(私)が間に入って連絡を取れ、
それが、この部署の掟だ」
と言われました。

???

私が率先してやりゃあ、いいんでしょ?
でも、なんでそこまで?
契約社員同士もお互い直接連絡取った
方が、間に私を挟むより、効率良くない?
何の筋と、何の義理があって、
私に間に入れ、と?


そう。正面から悩んでも答えは出ません。
彼女の口癖は、スピードと効率化。
なのに、なぜか?
通話料金やメール受信料が、契約社員
自己負担でかかるから、業務連絡は
正社員のお前からしてくるのが筋だ。
また、契約社員同士でも、業務に関わる
ことなら、立派な仕事だし、どちらかが
料金が発生するのは不公平になるから
お前が間に入るのは当たり前だ、と。
メールは受信料もかかるから基本、電話。
契約社員から電話が掛かってきたら、
電話を一度切って、正社員(私)が折り返し
掛けるのがマナーだ、とも言いました。



今の携帯電話の通話料金設定では
信じられない話ですが、
その部署では、その時代、そうするのが
ルールでした。
というか、彼女の意地でした。
スピードとか、効率とかをいちいち重視
する彼女の本音は、小銭管理も完璧に!
らしいです。



このようなことが、在籍時、ずーっと
ありました。
当時の、私の感想。
契約社員って、怖い~~!!
アルバイトの男子の方がよっぽど融通が
きく~~!!」

今思えば、色んな不義理がまかり通って
いた部署だったので、突然、部署異動して
きた一番年下の、初の正社員女子(私)に、
日頃の鬱憤をぶちまけるような図でした。
契約社員は、この部署では、専門職として
高待遇の扱いだったので、年収は私以上
もらっているはずだと経理の子に
女子トイレで聞かされました。



契約社員は、週1しか会社に来なくても
OKとか、契約社員は、他の部署の社員
とは何がなんでも口を訊かないとか、
何だかよく分からないルールというか
空気がありました。
しまいには、この業界終わった、とか、
この会社のヤツラは使えないヤツばっか
だな、とか、言いたい放題でした。

また、他の会社で引き受けた仕事の資料
をカラーで大量にコピーしてたり
(私はなぜか手伝わされた・失笑)、
私用の宅急便を使いまくったり、
言いたい放題、やりたい放題も、
今思えば、結構、度が過ぎる部署でした。
少なくとも私の目には、そう映りました。


上司の方は、その実情を嘆いていて、
私の評価項目に「部署の風土の改善」を
要求してきました。
上司のお前がお手上げなのに、なぜ私には
要求する?
もう意味不明です。
契約社員の管理が評価項目だったら、
私は経営者になれる。
もし改善が達成されたら、お前の分の給料、
根こそぎもらうぞ。


なので、上司までもが、この本音で語る俺、
という風土にしっかりと侵食されていて、
ここまで本音が出る、ということ事態が、
私には非常に新鮮で、ここは匿名の掲示板
かと間違えるくらいのリアルな現実の場
で、まるで、本音で語る俺たちって、
イケてる!とさえ自己陶酔していたのかと
思いました。
この辺りから、「契約社員って怖い」
から、「本音で語るリアルな人、怖い」
に気持ちが変化していったと思います。



正社員だろうが、契約社員だろうが、
同じ仕事に従事している、いち労働者
としては、理解に苦しむ発言や行動が
多々ありました。
それを雇用形態のせいにするつもりは
ありません。
なぜなら、彼らは定期的に行われている
契約社員向けの正社員登用試験は、
時間のムダだから受けない、とかいって、
これも、時間のムダという、一見、
イケてる本音を言ってましたが、本当に
イケてたら、本音を言って部署の雰囲気を
これみよがしに悪くしようとは思わない
はずで、この業界が終わりなら、さっさと
どこかに行ってくれとも思ったし、契約先
のこの会社がクソだと言うなら、契約先を
変えればいいだけです。


なんか、矛盾だらけで、この部署には
馴染めないな、と早々に諦めモードに
入り、とにかく異動したいと思った時に、
運よく欠員が出る部署を女子トイレで
聞きつけ、引っこ抜いてもらいました。
めでたし、めでたし。



さて。
彼らはいわゆる社畜ではないけど、
それがどうして、そんなことをするの
でしょうか。
大きな解けない謎が残りました。
当時は、まだ私が世間を知らなすぎたので
分かりませんでしたが、今は少しなら、
分かります。
なぜなら私がおばさんの無職だから。


つまり。
そうでもしないと、そう振る舞ってないと
契約先に自分が舐められるから。
舐められたら、契約更新にならないから。
または、そういう本音を言える自分らは、
カッコイイという契約更新の不安の裏返し
だったから。
理由は多分、これです。
本音で語るとは、手の内を明かして
仲良くする行為ではなく、不安を誇示する
行為なのです。
だから、彼らの、不安のツラをした本音
には笑顔で相槌を打ってあげなければ
ならなかったんですね。
不安だから、話を聞いてあげてヨイショが
欲しいからね。


「❌❌さんが契約更新されないわけがない
じゃないですかぁ~!だって、❌❌さんが
辞めさせられたら、この業界、終わり
ますってぇ!」
「お前は良いよな、正社員なんだからさ」
「いやいや、正社員って、どう転んだって
社畜じゃないですかぁ!❌❌さんがいる
からこの仕事が回るんじゃないですかぁ」
「そうだな、社畜じゃないだけマシだな」


くらいの、不安に対するフォローは
してもよかったんだろうか。
本音の振りして。


はて。
当時、社畜などという気の利いた言葉は
あっただろうか。


浅はかな知識で仮説をたててみましたが、
いかがでしょうか。



この部署の契約社員たちは、これまた
社内の社員の評判がすこぶる悪く、
たぶん、この部署内だけだった悪口が、
社内全体に伝わっている空気を感じた
ことさえあります。
女子トイレで、
「●●(私)さん、あの部署、どう?
雰囲気悪くない?私、エレベーターで
挨拶したら、無視されたことあるんだよ、
上手くやれてる?」
って言ってきた女子もいるくらいです。

他の部署の契約社員の方は、皆さん、
むちゃくちゃ良い方でしたので、
この発言、穏やかではありませんね。

一度、そういう部署の雰囲気を
作っちゃうと、なかなか変えられない
よね。うん。
契約社員に限らず、正社員でも、
派遣でも、アルバイトでも、パートでも、
こういう話は一種のあるあるだしね。



だけど、本音で語らえちゃう俺たちって
最高!の同調圧力はマジで怖かったよ。
自虐を通り越して、十字架になってた
もんな~。むちゃくちゃ背負ってんの。
そんなに本音で語っても、本当は建前だ
ってことに本心では気付いているん
でしょ?
本音で語る俺、私、が好きなんでしょ?
あ~、ややこしい。
本音っつ~のはさ、ごく一部に語るなら
良いよ。
飲み屋とかさ。
喫煙所とかさ。
ネットとかさ。 
だから、みんなが本音を聞きたがるん
じゃん。
でも、公共の面前で本音で語るって、
ど~なの?
本音で語る俺にかしづいてほしいの?
ひれ伏してほしいの?
どうしてほしいの?
そんなに、本音で語る俺ってヤツは
偉いの?度胸があると見なされるの?
それ、本音って言わないよね。
本音という美しい言葉に隠された、
愚痴と不満と文句の吐露だよね。

公式に本音で語るヤツっつーのは、
語ってどうしたいんだろうなぁ。
本音というものは聞きたいヤツが聞くもの
だから、語りたいだけのヤツは、
やっぱり不安の誇示なんだろうなぁ。
聞きたくもない不安の誇示を聞かせられる
のは、嫌がらせではないだろうか。
それとも、本音で語らなければならない
という空気がこの部署をそうさせてたの
だろうか。

強引に事実だけを繋げると、
公式に本音で語るのは、個人のもつ不安の
誇示であり、同調しない聞かされる側
にとっては嫌がらせとしか映らない。
という、やはり悲しい話になった。



と、その前に。
こんなお喋り女子たちに経理や人事を
任せていいかという適材適所は、
一考せねばならない。
彼女たちは、いつだって言いたくて
言いたくてたまらない。
女子トイレは、本気の本音と、
本当の情報漏洩の発信源だ。
情報リークは、いつも女子トイレから
始まる。





しょうもない記事を読んで頂いて、
ありがとうございました。
また気が向いたらブログ書きます。